サッカーニュース2026-10-19

今週のジュニアサッカー:リトルなでしこが5発発進、U-15代表は欧州強豪と対戦へ/育成ワンポイント:オランダの「見守り役」

筆者:オペラシンフォニー(元・大手証券トップセールス/CFP)

U-17女子W杯でリトルなでしこがザンビアに5-0の白星発進。U-15日本代表はフランス遠征でフランス・イングランド・イタリアと対戦します。欧州の話題はイングランドの学校サッカー団体が始めた「若者の声を聞く」取り組み。季節のワンポイントは早くも広がるインフルエンザへの備え、育成のワンポイントはオランダの少年サッカーの「試合の見守り役」です。

10月12日〜19日の動きをまとめました。今週は、世代別の日本代表に大きな動きがありました。

今週のニュース

リトルなでしこ、U-17女子W杯で5-0の白星発進(10月18日)

モロッコで開かれているU-17女子ワールドカップで、U-17日本女子代表(リトルなでしこ)が初戦でザンビアに5-0で勝ちました(現地10月18日、グループD第1節)。前半9分に栗田七海選手が先制し、その後もオウンゴール、清水和楽選手、栗田選手の2点目、田中愛純香選手と得点を重ねました。

次の試合は現地10月21日、U-17フランス女子代表と対戦します。日本はこの大会で12年ぶりの世界一を目指しています。大会は11月7日に決勝が行われる予定です。

U-15日本代表、フランス遠征のメンバー発表 フランス・イングランド・イタリアと対戦へ(10月16日発表)

中学3年生前後の世代にあたるU-15日本代表が、フランスで開かれる国際大会「ヴァル・ド・マルヌ国際トーナメント2026」に出場します。遠征は10月23日〜11月2日で、日本サッカー協会(JFA)が10月16日に22人のメンバーを発表しました。監督は城和憲さんです。

所属クラブから出ている発表によると、試合日程は次のとおりです。

  • 10月27日:フランス代表戦
  • 10月29日:イングランド代表戦
  • 10月31日:イタリア代表戦

メンバーはJクラブのU-15チームを中心に全国から選ばれ、アメリカのクラブでプレーする選手も入りました。同じ世代の子を持つ家庭にとっては、「中学生年代の日本のトップが、欧州の強豪とどう戦うか」を知るよい機会です。

U-17日本代表、Jヴィレッジで国内キャンプ(10月20日〜22日)

高校1〜2年生の世代にあたるU-17日本代表候補が、10月20日〜22日に福島県のJヴィレッジで国内トレーニングキャンプを行います。JFAが10月14日に25人のメンバーを発表しました。監督は小野信義さんで、最終日の22日には練習試合が予定されています。選手はJクラブのユースチームと高校の部活動の両方から選ばれています。

欧州の育成ニュース:イングランドの学校サッカー団体が「若者の声」を聞く仕組みを開始

イングランドの学校サッカーを統括する団体ESFA(イングランド学校サッカー協会)が、10月15日に「Shape the Future(未来をつくろう)」という取り組みを発表しました。生徒・先生・保護者が、学校のサッカーのこれからについて意見を届けられるようにするものです。

中身は大きく3つです。

  • ヤングリーダー賞:15〜18歳の生徒が8週間のプログラムで指導を学び、11〜13歳の選手を教える
  • ユース評議会:上のプログラムを終えた生徒が応募でき、団体の理事会などに若者の立場から意見を出す
  • ESFAユナイテッド:参加の壁になっていることを見つけ、誰もが加われる学校サッカーにするため、選ばれた学校が年に最大3回の話し合いに加わる

ここから読み取れること(編集部の見方):年上の子が年下の子を教える経験は、教える側にとっても「プレーを言葉にする力」を育てます。日本の少年団やクラブでも、中学生や高学年が低学年の練習を手伝う場面はよくあります。そうした役割を「お手伝い」で終わらせず、子どもの成長の機会として見てあげると良さそうです。

季節と健康のワンポイント

インフルエンザが例年より早く広がっています

厚生労働省の発表をもとにした報道によると、10月5日〜11日の1週間で、全国の定点医療機関からのインフルエンザ患者の報告は1か所あたり12.81人でした。昨年の同じ時期と比べて約5倍以上の規模で、学級閉鎖などの対応をとる保育園・幼稚園・小中学校は1,700施設を超えています。

チームで過ごす時間が長いサッカーの子どもたちは、次のような基本を見直しておくと安心です。

  • 練習の前後と食事の前に手を洗う
  • 水筒やタオルを友だちと共有しない
  • 熱やだるさがある日は無理に練習や試合に出さない(チームにも早めに連絡する)

週末に試合や大会が続く時期なので、体調の変化に早めに気づけるよう、家でも様子を見てあげてください。

試合会場の周りでは車に気をつけて

アメリカ・カンザス州ウィチタで現地10月17日、子どもたちのサッカーの試合会場に車が突っ込み、子ども1人を含む2人が亡くなったと報じられました。原因は報道の時点では分かっていません。

日本でも、試合会場の駐車場や会場沿いの道路では、車の出入りが多くなります。待ち時間に子どもが駐車場や道路の近くで遊ばないよう、大人が声をかけて見守りましょう。

育成のワンポイント:オランダの「試合の見守り役」

オランダサッカー協会(KNVB)では、8〜10歳(O8〜O10)の試合は6対6で、およそ4分の1のピッチ(42.5m×30m)を使って行います。この年代では、審判は「スペルベゲライダー(試合の見守り役)」という役割に変わります。

見守り役のポイントは次のとおりです。

  • ピッチの中ではなく、ラインの外を歩きながら試合を見る
  • 子どもたちができるだけ自分たちで試合を進められるよう、余地を残す
  • 止めるのは、ルールの明らかな違反があったときだけ。止めたら、そのルールを子どもに説明する

KNVBは、このくらいの年齢の子どもにとって、順位や勝ち負けへの大人のこだわりが余計な緊張やプレッシャーになり、サッカーの楽しさを損ないかねないと説明しています。

家庭やチームで活かすなら(編集部の提案):練習試合やミニゲームでは、大人がすぐに笛を吹いたり答えを言ったりせず、まず子ども同士で「今のはファウル?」「どっちのボール?」を話し合わせてみてください。どうしても分からないときだけ、大人がルールを短く説明する。そんな関わり方が、自分で考えてプレーする力につながります。

※本記事は「のびしろピッチ」編集部が、公開されている情報をもとにまとめたものです。スコアや結果は出典で確認できたもののみ掲載しています。

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