「ういた」を本物にする ―― 我慢した分は、移さないと増えない

「ういたお金」を記録するアプリが話題です。記録は、気持ちを整えるのにとても役立ちます。そこにもう一手、「実際に別の口座へ移す」を足すとどうなるかを比べてみましょう。

我慢・節約から選ぶ
月の額を直接入れる
✓コンビニのコーヒー
1杯(円)
月の回数
ランチを持参
使っていないサブスクを解約固定費
飲み会を1回減らす
スマホ代の見直し固定費
金額・回数の初期値は筆者の仮定です。ご自分の数字に書き換えてください。
月にういた額:3,000円
10年
20年
30年
0%
3%
5%
一般的なモデルの数字で、特定の商品の利回りではありません。税金・手数料は考えていません。
初期値は大手銀行の普通預金金利の水準(0.4%)。大手3行は2026年11月2日から0.5%に上げると発表しています。税引き前で計算します。
ブレの幅を出すための仮定です。初期値20%は、株式を想定した一般的なモデル(このサイトのポートフォリオ計算と同じ値)。
入れると、ういた額が何時間分の働きに当たるかを出します。
月3,000円・20年
記録だけ:72万円
↓
毎月移して積み立てると(年5%)
122万円
記録だけの額は「我慢した合計」です。実際に移さなければ、増えも減りもせず、残っている保証もありません。
0136万271万0年10年20年
記録だけ(我慢の合計)毎月移して積み立て(年5%)ブレの幅(20回に1回の悪い年〜良い年)
記録だけ72万円
毎月移して預金(年0.4%)75万円
毎月移して積み立て(年5%)122万円
値動きを入れると:悪い方から5%で38万円/真ん中で102万円/良い方から5%で271万円
我慢◯回より、固定費1つ
スマホ代の見直し1回(月3,000円)= コーヒー20杯分の我慢
コーヒーは毎回がまんが要りますが、固定費は一度見直せば、その後は何もしなくても毎月続きます。
この結果の読み方

記録は気持ちを整えるのに役立ちます。お金を増やすのは「移す」ことです。給料日に自動で移す仕組みが、いちばん続きます。

積み立ての値動きは一直線ではありません。悪い年も入れた幅で見ておくと、下がったときに慌てずにすみます。

毎日の我慢より、一度の固定費の見直しの方が、長く効くことが多いです。

まず自分でできること
  • 「ういた額」を月に1回、まとめて別の口座へ移す日を決める
  • 給料日に自動で移る積み立て(先取り)を設定する
  • 固定費(通信費・保険・サブスク)を1つだけ見直す
計算の前提と出典(2026-10-06 時点)
  • 積み立ては毎月末に同じ額を入れ、月利=(1+年利)^(1/12)−1 で複利計算しています(このサイトの複利計算と同じ方法)。
  • 利回り3%・5%は一般的なモデルの数字で、特定の金融商品の利回りではありません。税金・手数料・物価上昇は考えていません。
  • ブレの幅は、期待リターン=選んだ利回り・リスク=入力した値の対数正規モデルで、毎月の積み立ての合計の分布を、同じ平均・ばらつきの対数正規分布で近似して出しています(悪い方・良い方から5%=20回に1回)。
  • 我慢・節約の金額と回数の初期値は筆者の仮定です。
  • 預金金利の初期値は、大手銀行の普通預金金利の水準(2026年6月公表の0.4%)。大手3行は2026年11月2日から0.5%に引き上げると発表しています。税引き前で計算しています。
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【計算ツールのご利用にあたって】
  • ・計算結果は試算です。将来の運用成果を約束するものではなく、特定の金融商品をおすすめするものでもありません。