消費税1%なら、食費はいくら? ―― もしもの計算

これは「もしもの計算」です
食料品の消費税を1%にする法案は、まだ成立していません。法案は2026年10月20日に衆議院で審議入りし、2026年10月29日時点で国会で審議中です(まだ成立していません)。
法案では、2027年4月1日から2029年3月31日までの2年間、今8%の飲食料品(酒類・外食を除く)を1%にする内容です。成立しなかったり、内容が変わったりすることがあります。
近い世帯を選ぶ(国の公開データ)

最初に入っている数字は、あなたの数字ではなく、総務省「家計調査」2025年平均の公開データです。近い世帯を選ぶと、その平均の食費が入ります。ご自分の食費がわかれば、下の欄を書き換えてください。

平均的な家族
二人以上の世帯(平均2.87人)
ひとり暮らし
単身世帯(平均58.6歳)
65歳以上の夫婦
夫婦のみの無職世帯(平均77.6歳)
65歳以上のひとり
単身の無職世帯(平均77.8歳)
家族の形から選ぶ(公開データからの推計)

子どもの人数・年齢・男女、スポーツをしているかで、食べる量は大きく変わります。国の統計に家族の形ごとの食費は無いため、家計調査の平均を、厚生労働省「食事摂取基準」の1日に必要なエネルギーで割り振って推計しました(運営者の推計)。

男の子3人(食べ盛り)
5人・月 約158,400円
男の子3人・全員サッカー
5人・月 約169,500円
高校生の男の子2人
4人・月 約141,900円
高校サッカー部の男の子+中学生の女の子
4人・月 約142,600円
中学生の男の子2人・サッカー
4人・月 約146,000円
小学生の男の子2人
4人・月 約122,600円
女の子2人(中学生・小学生)
4人・月 約128,100円
男の子と女の子(小学生)
4人・月 約111,600円
未就学の子2人
4人・月 約96,400円
ひとり親+男の子2人
3人・月 約95,100円
3世代(祖父母と小学生)
5人・月 約152,200円

いま入っているのは「二人以上の世帯(平均2.87人)」の1か月の平均:食料94,895円(うち外食16,563円・酒類3,784円)。どれも公開データの数字です。人数は平均2.87人を3人にしました(運営者の仮定)。

スーパーの食品・お弁当・テイクアウト・出前に、外食と酒類も含めた合計です。

外食は今も10%で、法案でも10%のままです(テイクアウト・出前は今8%で、1%の対象です)。

酒類は今も10%で、法案でも10%のままです。

筆者は税理士ではありません。この計算は参考値です。正確な税額は、税理士や税務署にご確認ください。

もし8%→1%になったら、支払いが減る額(目安)
年 約57,982円
月 約4,832円/一人あたり 年 約19,327円
2年間の合計 約115,964円
「平均的な家族」の公開データ(家計調査)で計算しています
1か月の内訳
今8%の飲食料品(税込)74,548円
 うち消費税(8%)5,522円
1%になった場合の支払い69,716円
 うち消費税(1%)690円
外食・酒類(10%のまま)20,347円
減る額4,832円
知っておくと見え方が変わる4つの視点

1. 税率は7ポイント下がるのに、支払いは「7%」安くはならない
税込の値段で比べると、1.01÷1.08で約6.5%安くなる計算です。税込1,080円の買い物なら1,010円(70円安い)。「7%引き」より少し小さめです。

2. 同じ食事でも、店内と持ち帰りの差が大きくなる
税抜1,000円の食事は、今は店内1,100円・持ち帰り1,080円(差20円)。1%になると店内1,100円・持ち帰り1,010円で、差は90円に広がります。今の外食の半分を持ち帰りにすると、さらに月 約678円の差です。

3. 育ち盛り・スポーツをする子がいる家ほど、差は大きい
税率の差は食費に比例するので、よく食べる家ほど恩恵も大きくなります(年の差・推計):・平均的な家族(二人以上の世帯(平均2.87人)):年 約57,982円・男の子3人(中学生・小学生2人):年 約98,778円・男の子3人・全員サッカー:年 約105,856円一方で、2年後に元に戻ったときの増え方も同じだけ大きい、ということです。中学・高校で食べる量が増える時期と重なる家は、この2年を「食費の山に備える期間」と考えることもできます。

4. 2年後には、同じ額だけ支払いが増える
法案は2029年3月31日までの2年間だけです。元に戻れば、毎月 約4,832円がまた増えます。減った分を毎月べつの口座に移しておくと、2年間で約115,964円が「消えずに」残ります。

2の店内・持ち帰りの扱いは、今の軽減税率と同じ範囲のまま1%になる、という国税庁の説明(法案が成立した場合)にもとづく計算です。店が値段をどう決めるかで変わります。

この結果の読み方

今の条件では、1か月に約4,832円、1年で約57,982円、2年間で約115,964円の支払いが減る計算です。

外食や酒類が多い家庭ほど、減る額は小さくなります。テイクアウト・出前・お弁当は対象(今8%)です。

値段は店が決めるので、税率の差がそのまま値段に出るとは限りません。また、2年後には元の税率に戻る法案です。

まず自分でできること
  • レシートや家計簿で、外食・酒類とそれ以外の食費を分けてみる
  • 減った分を何に回すか(貯金・先取り積立など)を先に決めておく
  • 法案の審議の状況を、国税庁・内閣官房の発表で確かめる
計算の前提と出典(2026-10-29 時点)
  • 税抜の値段は変わらず、税率の差がそのまま値段に反映される、と仮定しています(運営者の仮定)。
  • 入力した食費の合計から外食・酒類を引いた分を、今8%の飲食料品として計算しています。
  • 「家族の形から選ぶ」は、家計調査の平均的な家族の1人分(94,895円÷2.87人)を大人の男女のふつうの平均2,400kcal分とみなし、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の推定エネルギー必要量(スポーツをしている子は身体活動レベル「高い」、ほかは「ふつう」)に比例させた運営者の推計です。実際の食費は、食べ方・買い方・地域で大きく変わります。
  • 初期値とタブの食料の金額・世帯の平均年齢は、総務省「家計調査」2025年平均の公開データです。「平均的な家族」以外のタブの外食・酒類は、公表の概要に内訳が無いため、平均的な家族と同じ割合で置いた運営者の仮定です。
  • 法案の内容(2027年4月1日〜2029年3月31日の2年間、今8%の飲食料品を1%)は、成立した場合のものです。年・2年間の額は、毎月同じ額を使う前提です。
  • 同じ法案にある「就業者負担軽減支援金」は、金額が決まっていないため入れていません。
ほかの計算ツールを見る →
【計算ツールのご利用にあたって】
  • ・計算結果は目安・参考です。法案が成立した場合を仮定した「もしもの計算」で、実際の値段の変わり方は店や商品によって違います。