サッカーニュース2026-09-20

今週のジュニアサッカー:U-17代表がフランス遠征へ/ナショトレU-15、佐賀の頂点も決定

筆者:オペラシンフォニー(証券アナリスト・CFP/元・大手証券トップセールス)

U-17日本代表が欧州の強豪と戦うフランス遠征へ。イングランドは少年サッカーを大改革。国内では静岡でナショナルトレセンU-15、佐賀ではU-12リーグと高校女子選手権の王者も決定。育成年代の親が知っておきたいニュースをまとめました。

今週のニュース

U-17日本代表、フランス「リモージュ国際大会」へ(9月19〜29日)

U-17日本代表が、フランス・リモージュで開かれる国際大会に参加します。9月23日にウクライナ、25日にオーストリア、27日には開催国フランスと、欧州の同年代の強豪と続けて対戦する日程です。招集メンバーには海外クラブでプレーする2名に加え、高体連(高校のサッカー部)所属の3名も選ばれました。11月のU-17ワールドカップ(カタール)を見据えた強化の一環とも報じられています。
保護者の視点で注目したいのは、「Jクラブのユースだけでなく、普通の高校の部活からも代表に選ばれる」という点。育成のルートは一つではない、という何よりの実例です。海外の同年代とガチンコで戦える経験は、この年代にとって大きな財産になります。
出典:海外組2名、高体連3名選出!【U-17日本代表】リモージュ国際大会 メンバー・スケジュール発表(Green Card ニュース)/U-17日本代表のフランス遠征メンバー発表!! W杯直前の活動(ゲキサカ)

【欧州の育成トピック】イングランドが少年サッカーを大改革(2026/27シーズンから)

サッカーの母国イングランドで、今季(2026/27)から育成年代の試合の形が大きく変わりました。イングランドサッカー協会(FA)の「FutureFit(フューチャーフィット)」という改革で、たとえば7歳以下は入口の形式を3対3に(ゴールキーパーや固定の審判を置かず、大人が進行役に。短い試合を複数コートで回して、一人あたりの出場時間をしっかり確保)。11人制のスタートは13歳から14歳に遅らせ、13歳はもう1年9人制を続けます。7歳以下ではヘディングやPKも行いません。背景には、400試合以上の grassroots(草の根)の試合を分析し、欧州40か国以上の実践と比べた研究があり、ねらいは「勝ち負けを競わせること」より「ボールに触る回数・出場時間・自分で判断する機会を増やすこと」に置かれています。
日本とは制度が違うので、そのまま真似する話ではありません。ただ「年代が小さいほど小さいコート・少人数で、たくさん触ってたくさん判断させる」という考え方は世界共通。わが子のチームや練習を見るときの、ひとつのものさしになります。
出典:Youth football rule changes 2026/27 — what parents and coaches need to know(Team Grassroots)

「ナショナルトレセンU-15」が静岡で開催(9月15〜17日)

全国から選ばれたU-15年代の選手が集まる「2026ナショナルトレセンU-15(4回目)」が、9月15〜17日に静岡県裾野市の時之栖スポーツセンターで行われました。JFAによれば、ねらいは「個の育成の充実を図る高いレベルの指導・環境の提供と、選手同士の刺激から得たものを自チームに還元すること」。年4回の開催で、世界基準で見つけた課題を各年代のテーマに落とし込んでトレーニングします。
トレセン(トレーニングセンター)制度は、地区 → 都道府県 → 地域 → ナショナルへと積み上がる、日本の育成の背骨のような仕組み。「うちの子はまだ地区トレセン」という段階でも、その先にこうした全国の学びの場がつながっていることを知っておくと、日々の練習の意味づけが変わってきます。
出典:2026ナショナルトレセンU-15 4回目(9/15〜17)メンバー(日本サッカー協会)

佐賀「サガん U-12 リーグ」最終節、サガン鳥栖U-12が優勝(9月20日)

佐賀県の JFA U-12サッカーリーグ2026「サガん U-12 リーグ」が、9月20日の最終節で全日程を終えました。優勝はサガン鳥栖U-12。2位・大坪少年サッカークラブ、3位・ソルニーニョFC、4位・川副少年サッカークラブと続き、上位4チームは冬の全日本U-12サッカー選手権の県予選でシードに選ばれています。春から続いた長いリーグ戦をやり切った子どもたちに拍手を。
出典:JFA U-12サッカーリーグ2026 サガんリーグU12 優勝はサガン鳥栖U-12(Green Card ニュース)

佐賀県高校女子サッカー選手権、神埼高校が優勝し全国へ(9月19〜20日)

第17回 佐賀県高校女子サッカー選手権大会が9月19〜20日に行われ、神埼高校が優勝、全国大会への出場を決めました。準優勝は武雄高校。女子の競技環境が少しずつ広がるなか、地元から全国へ挑むチームが出るのは、これからサッカーを始める女の子たちにとっても心強いニュースです。
出典:2026年度 SFA 第17回佐賀県高校女子サッカー選手権大会 優勝は神埼高校(Green Card ニュース)

季節と健康のワンポイント

まだ「真夏日」もある9月。暑さ対策はもう少し続けましょう

日本気象協会の見通しでは、東日本・西日本では9月半ば頃まで30℃以上の真夏日となる所も多く、台風や前線の影響で「暑い日」と「涼しい日」が交互に来て気温差が大きくなると予想されています。10月も平年より暖かい秋になりそうです。涼しくなってきた感覚があっても、練習や試合ではまだ熱中症への備えが必要。こまめな水分・塩分補給、日陰での休憩、朝晩の気温差に合わせた重ね着を、もうしばらく続けてあげてください。
出典:2026年はいつまで暑い?9月の残暑と10月の気温見通し(日本気象協会 Weather X)

運動後2時間以内の「補食」で、成長期のからだを助ける

たくさん動く子どもは、朝・昼・夕の3食だけではエネルギーや栄養が足りなくなりがちです。JFAの栄養ガイドラインは、足りない分を補う「補食」をすすめています。ポイントは、練習後できるだけ早く(2時間以内)、おにぎり・パンなどの炭水化物と、牛乳・乳製品・卵などのたんぱく質を組み合わせて摂ること。おにぎり+牛乳、バナナ+ヨーグルトなど手軽な組み合わせで十分です。
出典:JFA 栄養ガイドライン(日本サッカー協会)

育成のワンポイント:少人数のゲームで「触る・考える」を増やす

スペインの育成で親しまれる「ロンド(鳥かご)」に代表されるように、人数を減らした小さなゲームは、一人ひとりがボールに触り、まわりを見て判断する回数をぐっと増やします。JFAのデータでも、4人制は8人制に比べてプレー回数やドリブル回数が倍増し、シュート数は小学1・2年生で約6倍にもなったと報告されています。公園での2対2や3対3も立派なトレーニング。「たくさん触れて、自分で決める」時間が、この年代のいちばんの栄養です。
出典:JFA スモールサイドゲーム ガイドライン(日本サッカー協会)

※本記事は「のびしろピッチ」編集部が、公開されている情報をもとにまとめたものです。スコアや結果は出典で確認できたもののみ掲載しています。

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