練習・試合の日の水筒は何リットル? ―― 水分補給シミュレーション

この結果は目安です。のどの渇き・その日の体調、医師や指導者の指示を優先してください。
条件:小5・男子・139.7cm・35.2kg/東京・8月・練習(昼)(120分)・気温31.3℃・湿度74%
暑さ指数(WBGT)の目安が31.3℃で「運動は原則中止」の条件です。特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合には中止すべき。 練習・試合の予定そのものを、指導者と確認してください。
練習(昼)(120分)に飲む量
1.73L
→ 2.0Lの水筒
水なら、ほかに補いたい塩分 約1.7〜3.5g
(飲む量に日本スポーツ協会の目安の食塩0.1〜0.2%を当てはめた値)
飲む量の内訳(ml)
汗1,400ml
+ トイレ(尿)
1回 × 330ml(1回の目安:10歳で330ml)
330ml
− 食べ物の水分
おにぎり0個(0ml)・お弁当0個(0ml)
0ml
= 飲み物で用意する量1,730ml
トイレ・おにぎり・お弁当は「くわしく入力」で変えられます。汗は10ml単位に丸めています。
飲み方の目安
20分ごとに約290ml
(120分で約6回)
汗の量(合計)
約1.4L
動いている間の汗
0.7L/時
暑さ指数の目安
31.3℃
運動は原則中止
0.5L0.8L1.0L1.5L2.0L用意する量 約1.7L
飲み物:水
汗と一緒に塩分も失われます。長い練習・暑い日に水だけで補うときは、塩分(食塩0.1〜0.2%=1Lに1〜2g)を含む飲み物を1本足すか、塩分をとれる補食も用意しましょう(日本スポーツ協会の目安)。
体格から推定した目安
体表面積(汗をかく皮ふの広さ)約1.17m²
この運動で使うエネルギー約440kcal(おにぎり約3個分)
体脂肪・それ以外(筋肉・骨・水分など)約6.3kg・約28.9kg
体重の2%(水分不足の注意ライン)約704ml
体脂肪は身長・体重・年齢からの推定式(誤差±4%程度)で、成長期は個人差が大きい値です。体型の評価や減量の目安には使わないでください。筋肉量そのものは推定していません。
頭痛・吐き気・ふらつき・ぼんやりするなどがあるときは、すぐに運動を止めて涼しい所で休ませ、医療機関にご相談ください(熱中症の疑い)。水筒の大きさより、子どもの様子を優先してください。
この結果の読み方

練習(昼)・気温31.3℃・湿度74%の条件で、汗は合計約1.4L(動いている間は1時間に約0.7L)と計算しました。汗の量は子どもによって大きく違うので、まずは目安として使い、のどの渇きや様子に合わせて増やしてください。

この条件では、汗が乾ききらずに流れ落ちやすく、体に熱がこもりやすい計算です。日かげでの休憩をこまめにとり、水分と塩分を一緒に補いましょう。

出かける前にも少し飲んでおくと安心です(運動前の目安:250〜500ml。体の小さい子は少なめに)。

まず自分でできること
  • 前日に、当日の気温の予報でもう一度計算しておく
  • 水筒は1つ上の大きさにするか、凍らせたボトルをもう1本持たせる
  • 長い練習・試合の日は、塩分を含む飲み物や補食も用意する
  • 一度だけ、練習の前後に体重を量ってみると、その子の汗の多さが分かる(減った分+飲んだ量=汗)
計算の前提と出典(2026-10-08 時点)
  • 身長・体重の初期値は、文部科学省の学校保健統計(令和6年度)の全国平均です。身長だけ書き換えたときの体重は「同じ年齢・性別の平均の体格(BMI)× 身長²」で出します。
  • 体表面積はHaycock式(0.024265×身長^0.3964×体重^0.5378)、体脂肪はDeurenbergのBMIの式(15歳以下は子どもの式、16歳以上は大人の式)で推定します。
  • 汗の量は「熱のつり合い」で計算します。体で生まれる熱(メッツ×体重×1.05kcal/時。練習7・試合9.5・待ち時間1.5メッツ)+日なたで受ける熱(昼だけ体表面積1m²あたり60W)−肌から空気へ逃げる熱(9W/m²/℃×(皮膚温35℃−気温))を、汗で逃がす必要がある熱とします。
  • 汗が乾く割合は、湿度から出した「乾かせる熱の上限」(80W/m²/kPa×水蒸気圧の差)との比で決め(1−比²/2、下限0.5)、乾かなかった汗も量に含めます。汗の蒸発熱は2,426kJ/kgとします。
  • 1時間の汗の量は、体表面積1m²あたり0.6Lを上限、動いている間は0.1Lを下限とします(運営者の仮定)。参考:9〜12歳の子の汗は、暑い環境で1時間300〜700ml程度という報告があります(Bergeron)。
  • 係数(皮膚温・逃げる熱・乾かせる熱・日なたの熱・上限と下限)は運営者の仮定です。服装・風・日かげ・暑さへの慣れで、実際の汗は大きく変わります。
  • 試合は、1試合の時間(小1・小2=30分、小3〜小6=40分、中学=70分、高校=80分)×試合数に、1試合ごとのアップ15分を足し、会場にいる時間(半日4時間・一日7時間)の残りを合間・待ち時間とします。
  • 暑さ指数(WBGT)は、気温と湿度から小野ら(2014)の推定式で出した目安です(日射量は昼0.6kW/m²・夜0、風速1m/sと仮定)。実際の値は環境省の熱中症予防情報サイトで確かめてください。
  • 気温・湿度の初期値は、気象庁の平年値(1991〜2020年。選んだ地域=東京)です。昼=日最高気温の平均、夜=日最高と日最低の平均(運営者の仮定)。湿度は1日の平均です。
  • トイレの回数の初期値は、その場にいる時間2.5時間ごとに1回を四捨五入した回数です(運営者の仮定。練習2時間=1回、半日4時間=2回、一日7時間=3回)。
  • 飲み物の種類で飲む量は変えません(吸収の差で量を変える確かな出典がないため)。スポーツドリンクの糖分・塩分と、水・麦茶で補いたい塩分は、飲む量に糖質4〜8%・食塩0.1〜0.2%を掛けた値です。
  • 飲み物で用意する量=汗+トイレ(回数×1回の量)−食べ物の水分(おにぎり1個60ml、お弁当1個220ml=運営者の仮定)。体重の減少を見込んで差し引くことはしていません(多めの側)。
  • 水筒の大きさは、一般的な市販の大きさ(0.5/0.8/1.0/1.5/2.0L。運営者の仮定)から、用意する量以上でいちばん小さいものを選びます。2.0Lを超えるときは、用意する量を「準備」と「予備」に半分ずつ(0.1L単位で切り上げ)分けます。飲み方の目安=用意する量÷(時間÷飲む間隔。四捨五入)を10ml単位に丸めた量です。
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  • ・計算結果は目安です。医学的な判断ではありません。体調が気になるときは医療機関にご相談ください。