連載小説『関ヶ原インベスターズ』――あらすじと、読む順番
執筆:オペラシンフォニー
史実は変えずに、関ヶ原で下された判断を、経営・投資・営業の意思決定として読み直す連載小説『関ヶ原インベスターズ』。全60話・3シーズンのあらすじと登場人物、ブログ記事とあわせた読み方をまとめました。
『関ヶ原インベスターズ』は、このブログの本編にあたる連載小説です。関ヶ原の戦いを、史実は変えずに、経営・投資・営業の意思決定として読み直しています。
物語は、TALES(note)で連載しています。全60話(3シーズン×20話)で、毎日18時30分に更新しています。最終回は2026年11月16日(月)の予定です。無料で読めます。
どんな物語か
四百年、逆賊と呼ばれてきた男がいます。石田三成です。
豊臣秀吉が一代で築いた天下は、急成長した組織のようなものでした。三成はその組織で、全国の田畑を測る「検地」という、国の数え方そのものを作った実質のナンバー2です。
創業者の秀吉が亡くなると、組織は揺らぎはじめます。そこへ、三年分の蓄えを持って、じっと待つ巨大な出資者がいました。徳川家康です。
正しい仕組みを作った者が、なぜ負けたのか。勝った者は、何を持っていたのか。誰が何に賭け、どこで判断を誤り、どこに一手があったのか。
四百年前の戦を、決算書を読むように読み直していきます。
なお、大名を会社や出資者に見立てるのは、あくまで読み方のひとつです。起きた出来事そのものは、史実のとおりに書いています。各話の冒頭には、史実と通説の違いを短くまとめた「史実メモ」を置いています。
三つのシーズン
同じ関ヶ原を、「人」「構造」「戦術」の三つの高さから見ています。
- S1『戦国スタートアップ』:人。正しいものを作った一人の男、石田三成の失脚と再起、そして決戦
- S2『天下分け目のポートフォリオ』:構造。真田の両建て、豪商の掛け売り、島津の退き口。そのとき、お金と信用はどう動いたか
- S3『戦国フィールドセールス』:戦術。断られながら、大名を一人ずつ口説いて回った黒田長政の半年
登場人物
石田三成(いしだ みつなり)
豊臣の財務を預かる実質のナンバー2。物語では、組織のお金を預かる責任者(CFO)として描いています。検地という「国の数え方」を作った男で、正しさを曲げることができません。
徳川家康(とくがわ いえやす)
三年分の蓄えを持ち、組織が揺らぐのを待つ巨大な出資者。大名一人ひとりに、取り分を数字で書いた条件書を渡していきます。
与市(よいち)
商家の手代。武将たちが命を賭けている隣で、ただ「いくらで買うか」を考えている男です。全60話を通して、戦を値段で見つめる目として登場します。
黒田長政(くろだ ながまさ)
S3の主人公。父の官兵衛のように一手で盤をひっくり返す天才ではなく、一件ずつしか落とせない男。関ヶ原では、その地道なやり方が勝ちました。
ブログ記事との読み方
物語が本編で、このブログは、それを現実の投資や営業に引き直す「補助線」です。
物語の4話ごとに、そこで下された判断を、いまのお金や仕事の話に置きかえた記事を1本ずつ書いています。全15本を、4日ごとに公開しています。
おすすめの読み方は、この順番です。
- TALESで物語を4話読む
- 同じ4話のブログ記事を読む
- わが家のお金に引き直すなら、お金の地図やライフイベント表へ
最初の1本は、こちらです。
→ 石田三成は、最強の「堀」を持っていた。それでも詰んだ(S1 第1〜4話)
物語の考え方を、自分の家計に置きかえてみたい方は、こちらもどうぞ。
→ 城は、石垣から積む ―― 家計の見直しは、順番で決まる(お金の地図)
よくある質問
Q. 『関ヶ原インベスターズ』は、どこで読めますか?
A. 小説投稿サイトのTALES(note)で、無料で読めます。全60話で、毎日18時30分に更新し、2026年11月16日に完結する予定です。
Q. 歴史にくわしくなくても読めますか?
A. 読めます。各話の冒頭に、その回で起きたことと、通説との違いを短くまとめた「史実メモ」を置いています。関ヶ原の流れを知らない方でも、ついていけるように書いています。
Q. 投資の勉強になりますか?
A. 物語で描いているのは、限られた条件の中で何を選ぶかという、判断の考え方です。特定の銘柄や金融商品をすすめるものではありません。実際の投資は、ご自身の判断でお願いします。
---
物語は史実をもとにしたフィクションで、大名を会社や出資者に見立てる読み方は筆者の解釈です。投資の助言を目的としたものではありません。